ジャパンネット バンク 左右 -
左右とは?
日常的には、方向としての左と右を意味するが、次の項目のようにその他の場面においても様々な意味に用いられる。又、日本語では、左右が物事の善悪や成否の意味で用いられる例があり、「日本の将来を左右する」「運命を左右する」などに例が見られるが、この左と右とのどちらが肯定的か否定的かは問題とはされない。
x(左右)、y(前後)、z(上下)を人間から見た相対的な方向として示している。この図では右、上、前が正の方向、左、下、後が負の方向となっている。左右はこのボクシング選手から見たものであり、観察者から見たものではない。
右、左は幾何学的に定義できない。互いに直角に交わる3つの軸が、それぞれ前後の軸、上下の軸、左右の軸となる。前(または後)および上(または下)が定まったときに、残る軸が左右の軸であるが、どちらが右でどちらが左であるかは右と左をそれぞれ図で示すことでしか説明できない。
それが一般的通念として世界共通に利用できるのは、ヒトの体がほぼ左右相称であるが、心臓の位置や利き手などの非相称性が共通に存在するためである(「どっちだっけ?」「お箸を持つ方だよ」というよくあるやり取りがそれを示している)。それが利用できない条件では左右はほとんど確定できない。たとえばここにあるボクサーの写真が左右反対に印刷されていたとしても、文字が書き込まれていない限りそのことは判断不可能である。
より基本的な自然現象の範囲では、ほとんどの現象は左右対称性が見られる。つまりほとんどの場合、鏡に映った像と実際の姿を区別することはできない。ところが、いくつかの重要な事例において、左右が対称でない場合、あるいは左右対称であっても同一でないと見なさねばならない場合があり、その際の方向を指示するためにも左右は使用される。
たとえばすべての辺の長さの異なる不等辺三角形は三角形の頂点ABCを右回りに振った場合と左回りに振った場合の二通りが書け、両者は同一平面上ではどのようにしても重ね合わすことが出来ない。しかし、ユークリッド幾何学では三辺の長さが等しい三角形は合同であるとして、幾何学的にはこの二つを区別しない。このように、平面図形では形としては同じでも、平面上ではどのように移動しても絶対に重ね合わせられない形が存在し、それはいわゆる鏡像である。ただし、我々の空間の中ではこのような図形は持ち上げて引っ繰り返せば重ね合わせられるので、これらを合同と見なす。それに対して、空間図形の場合、我々の空間の中ではこれを引っ繰り返すことはできないから、絶対に重ね合わせられず、これらを区別せざるを得ない。それに対する名に右と左を使う場合もある。
左右不対称な分子はキラルであるという。キラルな分子の鏡像体同士は物性、化学反応性がほぼ一致しマクロな方法での分離が困難である。これを実現するのが不斉合成である。これらを区別する名称として、かつては右旋性・左旋性という語も使われた。光学異性体・旋光を参照。
なお、この例は、生物学においても重要である。というのは、生物において最も重要な物質と言ってよいタンパク質の構成単位であるアミノ酸がこの性質をもつからである。実際の生物の場合、利用されるアミノ酸はL 型(左旋性)に限られており、D型(右旋性)を利用することはできない。なぜ生物がL 型しか利用しないかの理由は不明であり、むしろ、生命の起源に関する理論がこれを説明することを求められる。
台風やサイクロン、ハリケーンなど熱帯低気圧の渦の回転方向は北半球で発生したものと南半球で発生したもので逆である(北半球では反時計回り)。これはコリオリの力による(ただし、発生後に赤道を越える進路を取る場合があるので、北半球の熱帯低気圧はすべて左回り、あるいはその逆というのは誤り)。
たとえば人間が向き合った状態では、自分の右手側は相手の左手側になる。相手が人間の場合は、相手の側に立った方向を指示するのが普通だが、物が相手ではそうでもない。その場合、自分の側に立った方向で左右を決める。この決め方を向かってという。向かって右側、などと言う。たとえばオーディオに於けるスピーカの位置はこれで表示する。