ジャパネット 高田 ファイト
ファイトとは?
群馬県高崎市と四万温泉をドラマの舞台にして、一時は父の仕事上のトラブルで家族が離れ離れになってしまい、自身も挫折や友人とのトラブルなどから精神的に傷つき不登校に陥った15歳の主人公木戸優(本仮屋ユイカ)が身を寄せた四万温泉の人々、厩舎の人々、そして運命の出会いの競走馬、サイゴウジョンコに見守られ、家族の幸せを取り戻し、やがて大好きな馬を育て、人々を元気にする牧場経営に意欲を燃やすまでを描くサクセスストーリー。
バラバラになった家族の再生や高校生の主人公の夢探しというNHKの連続テレビ小説としては今までになかったタイプの物語である。仕事を無くしたり、不登校に陥ったり、時代の流れに付いて行けず地方競馬が閉鎖したりと、一見とても暗いイメージの物語に見えるが、その中で人と人の心の交流や動物との共存を鮮明に描いたこの作品は放映が終わったあとも高い評価を受けている。
ぐんま競馬場のモデルである高崎競馬場は残念ながら2004年12月31日限りで廃止となってしまった(放送内でも「ぐんま競馬場」は廃止される)。なお、この日はレース途中で積雪により打ち切りとなっている。
ファイトを語る上で忘れてならないのは村上厩舎。厩舎のシーンの撮影は東京・世田谷区の馬事公苑で行われた。厩舎の建物は元からあったわけではなく、このドラマの撮影のために特別に作られたオープンセットになっている。実は建物の壁が自由に外せるようになっている。厩舎の休憩室(太郎の部屋)でのシーンはここで撮影されたものもある。ご存知の通り環境変化に敏感な馬も厩舎のシーンで出演するので村上厩舎の馬房は、本物の厩舎に劣らない立派なものになっている。撮影終了後は馬事公苑のイベントのときなどに特別に一般の人にも公開されている。しかしファイトのクランクアップ1周年も近づいた2006年8月に解体作業が始まり、9月中旬までに作業を完了。オープンセットがあった場所は、2年前の状態に戻った。
朝ドラが1作品半年間のシリーズになって以後は26週間が原則だが、この作品は次作「風のハルカ」の放送開始日を、下半期放送作品の本来の開始日に当たる10月第1月曜日(10月3日)に当てるための調整の意味もあり、27週間放送された。
(駒乃館) 四万温泉で楽しむ優たち家族の姿が映し出されていく。絹子のステージ。湯に入る啓太と檀、亜沙子と優。焼き饅頭、足湯、スマートボール。宿の玄関での記念写真を撮る家族、そして最後に「幸せな家族だった、幸せでいることが当たり前の家族であった」というナレ。
(駒乃館) 「北風吹きぬく 寒い朝も」で始まる歌に乗せて、逆風にもめげず頑張る家族の姿が映し出される。セイフティーバントをして一塁に駆け込む優、営業する啓太、バイトをする亜沙子。
駒田家の居間で、敏美が大和に亜沙子の噂話をしている間、隆行は切り絵を作っている。二人が退散した後、隆行は作っていた切り絵を絹子に見せる。それは、ステージで歌う姿を描いたもの(おそらく児玉清の作品)であった。喜んだ絹子はこの歌を歌い出し、隆行もそれに加わる。
住み慣れた家から工場への引越しの荷物を載せた車が動き出すとこの歌が流れ始める。駒の館の玄関で撮った写真を優が見ると、「写真を撮るなら4人一緒と思った」とのナレ。絹子のステージを聴く佳代。切り絵を作る檀とそれを見守る大和、布団を敷く亜沙子と敏美、啓太、最後に、工場で引越しの片づけをしながら写真を見て「おやすみなさい」という優。やはり、あの写真である。
(駒乃館) 客として駒の館に泊まっている佳代(注)が、大和を呼び曲に合わせて躍り始める。大和は敏美に離れろと言われ逃れようとするが、佳代は離さない。亜沙子は「まったくぅ(怒)」と言うが佳代は気にしない。 (注)亜沙子が始めて一人で受け持つ客になる。
(駒乃館) 「大事な人の幸せを願う」この歌をリクエストした西郷が映された後、通学する優が映される。学校で仲間はずれにされている里夏。「ふたりなら苦しくなんかないさ」という歌詞。練習する里夏とすれ違う優。メールを受け取る優「私ソフト頑張る!、優の分も。里夏」