ジャパネット 高田 文字 -
文字とは?
文字(もじ)とは、言葉 (言語) を伝達し記録するために線や点を使って形作られた記号のこと。文字の起源は、多くの場合ものごとを簡略化して描いた絵文字 (ピクトグラム) であり、それが転用されたり変形、簡略化されたりして文字となったと見られる。
一般に、言語と文字体系は一対一に対応しない。アラビア文字、漢字、キリル文字、デーヴァナーガリー、ラテン文字のように、複数の言語で表記に使われる文字体系は多い。逆に日本語では、漢字、平仮名、片仮名の 3 つの文字体系が言語の表記に不可欠なものとなっている (いっぽうで片仮名はアイヌ語の表記にも用いられる)。
表意文字 (英: ideogram) とは、ひとつひとつの文字が意味を表すが、必ずしも言語の発音を表してはいない文字の体系。数字は代表的な表意文字である。表意文字も文字体系のひとつと考えることがある。
言語と直接結びつかないが意味を表すような図像、つまり、文字ではないが意味を表すことのできる図像を、ピクトグラム (英: pictogram。絵文字とも) と呼ぶ。文字の起源は定かではないが、ピクトグラムの集積が発展して象形文字となり、そこから現在のさまざまな文字体系が生じたとする説が広く信じられている (#系統の節を参照)。
マヤ文字などの表語文字は、解読が進むまではしばしば言語的意味を表せないピクトグラムと考えられ、単なる象徴的な紋様のようなものだと考える研究者さえあった。現在では、解読がすすんだ結果、これらも言語を表記する文字体系であることがわかっている。
文字は多くの場合線や点で表現されるが、ほかの表現による文字もある。点字は字母または文字を点 (盛り上がり) の配列で、指文字は字母を指、手、腕の形で表すもので、文字体系のひとつである。
文字の歴史の比較的初期から、語の間に間隔を空けたり線で区切ったりすることが行われていた。文字体系の発展とともに、語や文の意味の区切りを表すさまざま記号、すなわち句読点 (約物とも) が使われるようになった (ただし、句読点をほとんど、あるいはまったく使わないで表記する言語もある)。句読点は表記体系ごとに特有であるため、それぞれの文字体系の一部であると考えられることが多い。
楽譜や数式や絵画はある意味を表すが、それを通常の言語に翻訳することができない。したがってこれらは文字体系ではない (ただし、音符や数式が文字による文章の中に現れることはある)。
文字コード (文字符号とも) とは、字母や書記素のひとつひとつを符号に重複なく対応させたもの、またはその対応のさせかたの取り決めのことである。文字そのものではない。文字集合 (符号化文字集合) と呼ぶこともある。
文字コードによって、電気通信や電子媒体で文字を扱うことができる。符号の順序や組み合わせかたに取り決めを設けることによって、文字体系や表記体系を扱うこともできる。一般に、文字コードは取り決めた文字だけを利用できるようにするもので、あらゆる文字を扱うことはできない。文字コードについては#電気通信、コンピュータと文字の節で見る。
字体 (じたい) とは、ある図形を文字体系の特定の一文字と認識でき、その他の字ではないと判断しうる範囲のこと。これに対して、文字体系に含まれる特定の文字の、図形としての具体的な形のことを字形 (じけい) と言う。
字体の基準は、文字体系や表記体系によって異なる。逆に言うと、異なる文字体系同士でたまたまよく似た字形の文字があっても、それらにはなんの関係もない (一方の文字体系から他方が派生したりした場合は似た文字があるが、両者はもはや別の文字である)。たとえば、片仮名の「ユ」とハングルの「?」、漢字の「二」と片仮名の「ニ」、ラテン文字の「A」とキリル文字の「А」などは、似ているが別々の文字体系の文字である。字体の基準は、言語や時代によっても変化することがある。たとえば漢字で、「吉」の3画めを1画めより長めにするか短かめにするかという違いは字体の違いとなることがあるが、現代の日本の常用漢字ではこの違いを区別しない。