ジャパネット たかた 悪魔に心を売っても納期を守る!
納期とは?
「仕事が始まった時点で納期達成が絶望的」(図1)ってかなりむちゃな話ですが、仕事の半分以上がそうだというエンジニアが4割もいます。普通の仕事だってスケジュールは徐々にズレていき、結局は納期と戦う羽目になるでしょ。それなのに、例えば「最初から納期は絶望的」な仕事が8割という人が、10人に1人いるわけです。
それを思うと、「何が何でも納期は守る」と答えた人のエンジニア魂が光りますね(図2)。しかもこの18%(53人)の「納期が絶望的な仕事」の割合は、全体調査の結果とほぼ完全に一致しています。納期に余裕のある特別な人というわけではないのです。
それはさておき、ここでいいたいのは、「エンジニアが納期を守るのにはそもそも無理がある」→「だから多くの人が裏技術を使っている」という現実です。しかもその技術の中には、人として許されないようなものも数多くあるのです。
帳尻合わせの技術には、いくつかのパターンがあるようです。テストの手抜きだったり、データのコピーだったり、機能を分割した納品だったり……。回答の多かった4つに分類して、100点満点で点数を付けました。
どうにも落としどころが難しいのですが、アンケートに「裏技術はなし」「徹夜・残業で間に合わせる」と答えた人が28人いたこともあり、少しは明るい終わり方にしたいと思います。スティーブ・ジョブズが6月に、スタンフォード大学の卒業生に語った一節を引用します。
「人生には時として、レンガで頭をぶん殴られるようなひどいことも起こるものです。だけど、信念を放り投げちゃいけない。私がくじけずにやってこられたのはただ1つ、自分のやっている仕事が好きだという、その気持ちがあったからです」
今回紹介した裏技術はかなりきわどい。しかし一概に「悪」として責めがたいものもある。例えばテストにしても、正常系以外、または本筋から外れるものならばきりがないところもある。問題は、当初の契約ではどこまでが作業範囲として想定されていたかだ。想定外の追加作業が発生したら、気付いたときまたは納品時に相談して別途対応すればいい場合もある。伝えるべきことを伝えないと後に問題になりかねない。勇気を持って誠実に実情を説明できるようにしよう。
正直いって、こういう危ない橋はあまり渡りたくないものである。だがこれらの裏技術の使用は、追い詰められた故に出てきてしまう現象だ。本文アンケート調査によると、最初から納期が守れなさそうな仕事も多い。スタート地点から納期達成は難しいということだ。それなら、こうした無理のある計画こそ問題視すべきではないか。
ホストコンピュータを2台用意しておき、本番系が故障したときは、本番系と同一のオンライン処理プログラムをあらかじめ起動して待機している予備系のコンピュータに速やかに切り替えて、処理を続行するシステムはどれか。